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セルモーター洗浄

チェロキーのセルモーターは頻繁に壊れるものではありませんが、製造されてから10年以上が過ぎたものです。いつかは壊れるものですが、現在の状況を把握することも兼ねて内部の洗浄をすることにしました。私のチェロはオイルフィルターのブロック部からオイル漏れを起こしていて、そのオイルがセルに垂れているんです。みるからに汚れています。

ボルト2本とナット2本を外すことによって外れます。 セルの端子には常時12Vが通電していますので必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業してください。 写真は取り外してすぐのオイルでホコリをたっぷり吸い込んだセルモーター。

まずは外装を綺麗にしました。内部を洗浄するのに外装の汚れがあるといけませんから。 これでも綺麗になったセルの図です。(^^;)

セルのお尻にある8mmボルト2本を外すとモーター部が分解できます。 汚れ具合はなかなかのものです。

洗浄が進んだ状態ではありますが、本体側は先の写真のギア部、コイル部、筒、ブラシ部と分かれます。 磁石の力がありますが、引き抜けば簡単に外れます。

洗浄したギア部。

洗浄したブラシ部。 中央に対している4つのブラシがなくなってコイル部に接しなくなるとセルが動かなくなります。 通常セルがご臨終となった場合は、このブラシが回転によって磨り減ってしまっています。

洗浄したマグネット部(筒)。

コイル部はギア部の部分や表面と綺麗にしました。

分解して洗浄が済めば組みなおし作業です。しっかりグリスアップして組みなおします。ギア部はモーター側のギア部と車体側のギア部の軸をグリスアップしました。 こんな感じでたっぷりグリスを塗って余計な部分は取り除きました。

ギア部にあるパッキンもグリスで密閉度を保たせます。

ブラシ部は軸受け部分にグリスアップ。 マグネット部、コイル部は表面に軽くグリスを塗りました。 恐らく接しない部分なのでコイル部、マグネット部のグリスアップはしなくても良いかと思ったのですが、念のため。後は、分解した手順と逆に組上げ、車体に取り付けます。組上げの際にコイル部ををブラシ部にはめ込むのがちょっと大変です。ブラシ部を広げた状態にしてコイル部を入れ込みます。

使ったグリスは長期潤滑用のウレア系グリースです。

2007年10月07日作成

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