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ラジエーター交換

それは突然でした。ラジエーターから冷却水漏れが発生。ラジエーターを手配してDIYで交換しました。トラブルもあり、画像は少ないですが、簡単に作業を紹介したいと思います。

まずはエアクリーナーボックスを外します。ロアホースを外す際に邪魔になります。

次はラジエーターサポートを外します。フロントフェースとも連結されているL字プレートとサポートの連結は外さす、赤丸のボルトナットを外しラジエーターサポートとL字のプレートを外します。また、電動ファン、メカニカルファンのハウジング固定のボルト4本も外します。

サポートのバルトやファン類の固定ボルトを外すことでサポートが外せます。使う工具は10mm、8mmソケットです。

サポートを外すとあとはラジエーターホース2箇所とATラインを2箇所外します。メカニカルファンのハウジングはメカニカルファンを外さないと抜けません。ファンを外さすともラジエータ交換はできますので、ハウジングはエンジン側に移動させます。

ラジエーターキャップを外し、ロアホースとラジエーターの結合部を外し冷却水を抜きます。アッパーホースも抜きます。ラジエーターホースを外すのはラジエーター側の2箇所のみで作業可能です。

ATホースはこの2箇所。上側は19mmで固定されています。大きなナットを緩めることで外すことができます。下側は特殊な結合になっていますので注意が必要です。

ポイントになる下側の結合部。ATラインの口からつまみが出ています。これを広げるようにして抜きます。私は逆に抑えてATホースを無理やり抜いたので再利用する樹脂のツメ部品を割ってしまいました。

割ってしまった部品。通一般的にはATホース内に金属のツメが入っているのが知られていますが、私のチェロはATホースにはツメは無く、この黄色の部品が引っかかりを作る役割です。ツメの下に空間が見えますが、ここにラジエーター側から出ているパイプの引っかかりがハマリ、ツメがホースの口に引っかかり固定するものです。とりあえず固定には問題なさそうなので、そのまま再利用しました。

ホース類を外し終わったら、A/Cのコンデンサーの結合を外しラジエーターを引き抜きます。この結合を外せば、ラジエーターを上に引き抜けば摘出完了です。

ラジエーターを抜いた図。次はラジエーターをいれます。ラジエーター下側にピンがありますので、それが刺さるように入れ込みます。

ラジエーターが入れられたら、ホース類を結合します。その後は、サポート類を外した逆の手順で取り付けます。

組み付けが完了したら、ペットボトルを使ってエア抜きします。チェロのラジエーターの口がペットボトルの口とサイズ的に合ったので、ペットボトルの口にシールテープをぐるぐる巻きにしてさしこみました。

エアコンは暖房にして冷却水が回るようにしてエアが出なくなるまで放置します。時たまアクセルを煽ってエア抜きをします。エア抜きが完了したらラジエーターキャップを締めて作業完了です。

今回のラジエーター交換作業で外した部品はこれら。サポートとエアクリボックス、電動ファンです。作業規模としてはそれほど大きくありませんからDIYの作業は充分可能だと思います。

とりあえずは作業を無事に完了さえることができましたが、ATラインのツメが金属タイプでない場合は、取り外しの際に注意が必要です。今回の作業でATラインのツメを壊してしまい、かなりパニくりました。プラツメタイプであれば、同時にATラインの交換をしてしまうのも良いかもしれません。私はツメに割れがあるということで早めに金属ツメのATラインに交換しようと思います。  交換後はやはり水温の下がりが早いです。この時期気温が低いこともあり、サーモの動きがよく判ります。サーモが開くと一気に水温が落ち、徐々に上昇しサーモが開放されるとすぐに水温計が落ちるという動きが続きます。ラジエーターを新調したことで、12年過ぎたラジエーターにくらべ冷却効率が上がったためと思われます。この調子であれば、エンジンオイルクーラーも要らなくなるかもなんて感じています。


2008年12月27日作成

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