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準備したものはATF、ATフィルター、液体ガスケットです。フィルターにコルクガスケットが付いていましたが、今回の作業では使っていません。 |
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ATからオイルを抜きます。ドレンからはパンに溜まっているオイル全ては抜けません。オイルを抜いたらパンの固定ボルト10mmを外します。 |
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パンのボルトを外したらガスケットを剥します。パンがATから外れてもレベルゲージのパイプが繋がっているため、パンが外れません。このパイプの結合部がかなりの強敵です。 |
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力任せに引っ張っても外れそうにないので、スペシャルツールを準備しました。エクステンションをつなげて先にマイナスビットをつけたものです。これでパイプを外します。 |
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エンジンルームから見るとパイプの結合部が見えます。ここに先ほど準備したスペシャルツールのマイナスビットの先が当たるようにしてハンマーで叩きます。比較的簡単に外すことができます。パイプが外れたら、レベルゲージの取り付けボルトを外し、エンジンルーム内のパイプを抜いておきます。これは、組み付けの際にハイプを上から刺してハンマーで入れ込むためです。 |
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パンがフリーになって、固体差なのか年式差なのか、ATパンがマフラーに干渉して抜けません。そのためにマフラーを動かします。フロントパイプの接合部、ミッションマウントのマウントの吊り、マフラーエンドのUボルトの固定を外します。マフラーはリアのホーシング上の吊りのみにすることでパンを干渉させずに抜くことが出来ます。 |
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マウントを外したりとする際は外れたATパンはミッションにボルトで簡単に固定しておきましょう。ゴミなどが入るのを防ぐためです。マフラーを動かしてクリアランスを確保できたら外します。 |
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パンが外せたら、ボルトで固定されているフィルターを交換します。フィルターを外した際にフィルター奥からATFが結構出てきますので受けの準備が必要です。ATFフィルターを交換したらAT本体側のガスケットの残りを取り除きます。脱脂も必要ですが、内部のATFが伝って垂れてくるので垂れが無い様にATFをふき取り、パン取り付け前にしっかり脱脂をします。 |
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パンもガスケットをきれいに剥し、洗浄します。マグネットにも鉄粉などが付いていますのできれいにしてから新しいガスケットを塗ります。 |
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ATの脱脂が完了したら慎重にパンを取り付けます。ネジ穴を基準に取り付けすぐにボルトを数本指して位置決めします。その後、全部のボルトを挿し中心から外に向かう感じで締め込んでいきます。しっかり固定ができたら、外したマウント類を取り付けます。エンジンルームからATFレベルゲージのパイプを差し込む込むことも忘れずに。ガスケットが硬化したら、エンジンルームのレベルゲージパイプからATFを注入して作業完了です。 |
私は組上げ後、1時間でATFを注入しましたが、見事に漏れが発生しました。速乾性の液体ガスケットと言え、気温などによっては硬化するまでに時間は必要な様です。2回目の作業は一晩明けてからのATF注入です。車体によってはマフラーなどを動かさず(ミッションマウントなど外す必要無し)作業ができる様です。